中国で選挙を行ったことで世界中を驚かせた上海発のアイドルユニットSNH48が登場。
司会もかなり気合が入っていたようだ。
▲メディアや一般参加者が殺到する事態にSNH48はステージ上でパフォーマンスを披露、ダンスにはTERAのエリーンダンスを踊ってみせた。
コスプレイベントにも参加。
あちらはまだエリーンが解禁されていないためか、ハイエルフなどの衣装が多かったようだ。 
現地には北米運営EnMasseの開発ディレクターであるブライアン・ノックス氏も来場していた。
2013年にTERAがF2Pに移行した事で約10倍にも及ぶユーザー増加率を記録したことが要因のようだ。
急な記者の質問にも爽やかな笑顔で回答した。
TERA北米ローンチの手応えを聞かせてください。
北米では2012年5月にローンチし、少し前に2周年を迎えました。
各国のコンテンツのアップデートをするのに多忙な日々を過ごしています。
少し前に実装されたソウルリーパーアップデートで新規ユーザー創出はもちろん、
復帰ユーザーも大量に確認しました。
北米ユーザーはF2Pモデルをどのように捉えていますか?
「TERA」に準えて説明すると北米ユーザーはF2Pに肯定的な反応を見せています。
実際切り替え後にユーザーが大幅に増加したことからもそれはいえるでしょう。
個人的にはMMOはユーザー数が何よりも大事なコンテンツであり、F2Pはこれを満たす良い要素だと思います。
また、近年北米オンラインゲーム市場にもF2Pを採用したゲームが多数登場しました。
これらのゲームのクオリティも高く、「F2Pモデルは品質が落ちる。」という偏見は無くなりつつあります。
海外産ゲームを主に扱っているだけにEnMasse独自の販売戦略があるようですね。
私たちは開発会社とのコミュニケーションを何よりも重視しています。
ユーザーは何を要求しているのか、彼らに必要なものは何かを正確に把握した後、
開発会社に話を聞いて「現在開発会社はこのようなものを開発し、修正している。」と
ユーザーに向けて発信してます。
ですから、私たちは現地パブリッシャーと明確に意思疎通のできる開発会社を選択しています。
国の文化の違いに関するエピソードがあれば聞かせてください。
北米ではオンラインゲームもパッケージ販売方式で普及しています。
パッケージを作成するために、6ヶ月前から多くの準備をしなければなりません。
韓国の場合はこのような文化に精通していません。
「TERA」では開発会社のBlueholeに私たちの文化を理解してもらうのに時間がかかりました。
結果的にBlueholeにノウハウを伝授しながら、私たちの知識を整理するいい時間だったと思います。
「ChinaJoy2014」を見て、どんな感想ですか。
4回目のChinaJoy訪問ですが、今年は特にモバイルゲームが強いですね。
現地で出会う開発者がことごとくモバイル開発者なのに驚きました。
もちろん、オンライン・モバイル問わず非常に良い作品も多かったです。
いくつか名前を挙げろというのは難しいですが、良い経験になりました。
韓国ゲーム会社が北米進出する際「理解すべきこと」があれば教えてください。
すべてのゲームが北米に進出して成功できるわけではありません。
近年ではアジアで収益を上げることも難しくなってきており、
それ以上に文化の違う北米で成功することは困難というのが現実です。
現地ユーザーから厳しいフィードバックがあることも覚悟しなければなりません。
自分たちが作ったものの理解が得られず、胸が痛むこともあります。
しかし、これらに耐えすべて修正できる覚悟と能力があるならば北米での成功は可能です。
また、率直なフィードバックを頻繁にやり取りできるパブリッシャーをオススメします。
褒められることもあれば、ガツンというフィードバックを思いっきりぶつけられることもあります。
改善し、修正することを怠らないことが大切です。
※F2P=基本プレイ無料(Free to Play)引用元:
inven,
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